著名投資家「イーサリアムとBTCの関係はヤフーとグーグルに似ている」と揶揄

要点

・著名投資家のスタンリー・ドラッケンミラー氏がイーサリアムの将来性に懐疑的なコメント

・同氏はイーサリアムとビットコインを、ヤフーとグーグルに例えた

ビットコイン価格が40000ドルを下回るのに反して、
イーサリアムは好調に推移しています。

イーサリアムがビットコインの時価総額を超える
「フリッペニング」が起こると主張する人々も
現れていますが、これに対して
大手投資家が異を唱えているようです。

著名投資家のスタンリー・ドラッケンミラー氏は
The Hustleとのインタビューで
ビットコインとイーサリアムについて言及しました。

「ビットコインは価値の保存手段というゲームに勝った。
なぜならビットコインはブランドとなり、
13〜14年前から存在し、
有限の供給源を持っているからだ」

ドラッケンミラー氏はイーサリムとビットコインの関係は、
グーグルとヤフー、
もしくはフェイスブックとマイスペースのようなものだという。

「イーサリアムがその地位を維持できるかについては
私は懐疑的だ。
フェイスブックの前のマイスペースを思い起こさせる。
あるいは、グーグルが登場する前の
ヤフーといった方がいいかもしれないね。
グーグルはヤフーと比べてそれほど速くなかったが、
速さは求められていなかった。
必要だったのは少しだけ速くなることで、
あとは歴史の通りだ」

 

■ネットの反応

好調のイーサリアムですが、ビットコインほどの将来性に届かないとする

投資家も少なくはないようです。

 

アルゼンチン、仮想通貨マイニング拠点として脚光

要点

・南米アルゼンチンがビットコインマイニング拠点として各国から注目を浴びている

・法定通貨のインフレに加えて、安価な電気代が採掘業者にとっては魅力に映る模様

インフレに苦しむ南米アルゼンチンが
現在マイニングの拠点として
脚光を浴び始めているようです。

ブルームバーグの報道で明らかになりました。

その主な根拠として
法定通貨ペソ(ARS)のインフレ、安価な電力代、
並びにアルゼンチン政府が
電気代の助成金を支援していることから、
マイナーの収益率は高い水準を保つことができている
という指摘があります。

実際にアルゼンチンのマイニングに理想的な環境は、
すでに一部の採掘業者の目に留まっているようです。

カナダに本拠を構える米上場企業のBitfarmsは
今年4月、南米アルゼンチンにて、
大規模なビットコインマイニングを可能にする
データセンターの設立を発表しました。

 

今回の記事のまとめ

■『著名投資家「イーサリアムとBTCの関係はヤフーとグーグルに似ている」と揶揄』について

・投資家のドラッケン・ミラー氏が、イーサリアムの資産価値に疑問のコメント

・ミラー氏はイーサリアムとBTCをヤフーとグーグルに例えて、BTCの強さを強調した

■『アルゼンチン、仮想通貨マイニング拠点として脚光 』について

・インフレに苦しむ南米アルゼンチンが新たな仮想通貨マイニング拠点として脚光

・最大のメリットとして安価な電気代があげられている

 

「イーサリアムは将来ビットコインの資産価値を凌駕するのではないか」

という論がイーサリアム支持派やビットコイン反対派から出ている模様で

それに対してビットコイン原理主義者などが反発しているとのことです。

こうした議論の俎上に載っただけイーサリアムの注目度は

かなり上昇したと言えるでしょう。

「ビットコインが急落した時のリスクヘッジとしてのイーサリアム」

という選択肢もあり得るかも知れません。